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イフスコ名張ファーム「水耕栽培」障がい者スタッフが作った野菜をテーブルに

一冨士フードサービスが運営する三重県の農場「イフスコ名張ファーム」。障がい者のスタッフが生き生きと働く水耕栽培の農園です。いま、おいしくて安全な野菜づくりのために、力を合わせて栽培に取り組んでいます。

障がい者スタッフが手作業で育てる

障がい者スタッフが手作業で育てる

山の緑がまぶしいのどかな田園。その一角に、イフスコ名張ファーム(三重県名張市)はあります。日の光を浴びてキラキラと輝くビニールハウスの中で、若緑色のフレッシュな野菜が伸び伸びと育っています。
水耕栽培は、培養液を走らせた栽培用ベッドの上で、クリーンに野菜を育てる農業の手法。比較的軽度の作業が多いため、障がい者雇用に向いている農業、と言われています。イフスコ名張ファームでも、一冨士フードサービスの社員である3人の障がい者スタッフが、自分のペースで、コツコツと野菜づくりに従事しています。

野菜という生き物がやりがいをもたらす

野菜という生き物がやりがいをもたらす

障がい者雇用に水耕栽培を取り入れたのは、水耕栽培の全国展開をめざす「夢活菜(本部:三重県)」との出会いがきっかけ。私たちはこれまでも障がい者雇用に取り組んできましたが、調理補助業務に携わっていただくしか機会がなく、思ったような雇用推進ができませんでした。しかし、就労支援にも積極的な同会の協力を得ることで、障がい者が生き生きと働ける農環境を整備することができました。
水耕栽培は、野菜という生き物が相手です。培養液濃度の測定、苗の植え付けなど、作業内容はある程度決まっていますが、気温の変化などに合わせて、人間がこまめに生育をサポートする必要があります。それが毎日の作業に変化をもたらし、仕事の面白さ、手応えにつながっています。

自然のものを使い、安心な野菜を

自然のものを使い、安心な野菜を

「培養液で育てた野菜は、葉も根もきれいなので、収穫後に土を洗い落とすなどの重労働がなく、スタッフが負担を感じることなく生育に取り組めます」(東久保卓二農場長)。しかし、苦労する点もあります。それが夏場の虫対策。柔らかな葉野菜を好む害虫の駆除が課題となっています。
害虫駆除には農薬を使用するのが一般的ですが、極力農薬を使わないというのが、イフスコ名張ファームのモットー。現在、納豆やヨーグルトを発酵させた環境浄化微生物液を自家培養し、虫除けに使用する準備を進めています。

地産地消の食材として、もっと広げたい

地産地消の食材として、もっと広げたい|イフスコ名張ファーム農場長 東久保卓二

ファームから出荷した野菜は、近畿を中心とした一冨士フードサービスの事業所に運び、厨房で実際に食材として使用しています。一冨士フードサービス直営農場の野菜をご提供するという「産地直送」を実現するほか、とれた野菜を近隣の地域で食材利用する「地産地消」を叶えたいとの思いがあります。
今後は、サラダ菜、ベビーリーフ、サラダ用水菜など、食べる人のニーズに合わせた作物を生産していく予定。作付けの種類を増やし、さらに広がりを持たせたいと考えています。

現在、ファームで育てている主な野菜は「小松菜」。出荷までのプロセスをご紹介します。

野菜が出荷されるまで〜小松菜編〜水耕栽培

水耕栽培「小松菜」出荷までのプロセス

種から育てます

ゴマ粒のような種を育苗用のウレタンにまき、10センチの苗になるまで1ヶ月間育てます。

本格的に植え付け

苗が植わったスポンジを手で切り分け、1本1本、定植用のベッドに植え替えていきます。

1ヶ月後に収穫

定植用ベッドでおよそ1ヶ月間育てたあと、引き抜いて収穫します。

商品として出荷

根切り作業を行うのも障がい者スタッフ。ハサミで根をカットし、新鮮な状態で出荷します。

こだわっている点

こだわっている点

小松菜は虫のつきやすい作物。そのため、通常はたくさん農薬が使われますが、できるだけ農薬を使わない方法を編み出すため、日々研究を続けています。

小松菜の特徴

小松菜の特徴

しっかりとした培養液管理のもとで作られる小松菜は、栄養価もきちんと保たれています。小松菜の栄養といえば、カルシウム、ビタミンA、鉄、カリウムなど。特にカルシウムの量は野菜の中でもトップクラスです。

他の野菜にもチャレンジ

他の野菜にもチャレンジ

小松菜のほか、サラダ菜も試験的に育成しています。障がい者スタッフ自身に作りたい野菜を選んでもらうことで、意欲の向上にもつなげています。めどが付けば本格的に作付けする予定です。

「夢活菜」の水耕栽培システムを活用しています。

イフスコ名張ファームでは、水耕栽培の全国展開をめざす「夢活菜」の水耕栽培システムを活用しています。
所在地:三重県伊賀市法花3620(本社)
TEL:0595-20-1836

障がい者スタッフより

以前から農業に興味があったので、野菜づくりに関わることができてうれしいです。野菜を育てるのはとても楽しい。すくすく成長する様子を見るのが楽しいですね。

夏場のハウスはすごく暑くなるので、汗だくで作業をしています。日焼けするのでUVクリームもたくさん塗って(笑)。できれば、次はベビーリーフを作って出荷するのに挑戦してみたいです。

障がい者雇用担当者より

自然の中で、一人ひとりがやりがいを感じられる環境づくりを

障がい者雇用担当者より

自然の中で、一人ひとりがやりがいを感じられる環境づくりを

イフスコ名張ファームの一つの特徴は、栽培した野菜を当社が運営する食堂で使用しているところです。これによって、障がい者スタッフが「食べてもらっている」という喜びを感じながら、毎日の作業に取り組むことができます。こうしたやりがいこそ、障がい者の方々の励みになり、穏やかな自然の中で、一人ひとりの個性を生かしながら働いていただいています。全員がさらにやりがいを感じ、仕事をしていける環境づくりを目指しています。

障がい者雇用担当者より

一冨士フードソリューションシステム|委託給食サービス

一冨士フードサービスのCSRに関する取り組み|委託給食サービス

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